あまり聞きなじみのない方が多いでしょうが、デジタルサイネージというのは電子機器などのディスプレイに映し出された情報、及びそれらによって形成された社会環境を指す言葉で、要するに皆さんがイメージする看板や標識などといった物を電子機器に置き換えた物というわけです。具体的な例をあげるなら、スポーツのスタジアムなどにおかれている大型ディスプレイや、電車内の扉の上などにあるTVのCMや次の駅までの所要時間や乗換案内などが表示されるモニターなんかがそれにあたります。デジタルサイネージという言葉自体はあまり聞くことはないですが、その概念はすでに私たちの生活の中でしっかりと根付いているものなんです。それではデジタルサイネージがどれだけ影響を与えるものか、という説明をしていきましょう。
その大きな特徴は情報伝達の効率化にあります。それは更新の早さと相互性からくるものです。従来の看板では一つに掲載できる情報に制限がありました。しかしそれが動く看板であるならば、一定時間で内容を変更することができいちいち張り替える必要はありません。
また更新も操作一つで一部を変更したりなど手軽に行えるので、前述したような電車内での使用では事故などによる遅延情報をいち早く取り入れることができ、リアルタイムでの情報伝達が可能になりました。さらに視聴者側がモニターを操作することでよりニーズに合った情報のやり取りも行えます。電子機器の急速な発展にともない、より注目を集めているのがこのデジタルサイネージというわけです。
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