システム開発はフルスクラッチで作成する時代から使えるものは使っていくスタイルに変更されてきています。その中でももっとも大きい変更はシステム基盤をオープンソースプロジェクトを利用することが増えたことです。システム基盤はアプリケーションサーバとも呼ばれ、プログラムの起動や終了、以上終了時の対応などを行ってくれます。そのため、安定稼働、冗長機能、障害時対応などの面で充実していることが必要です。
オープンソースプロジェクトでもこの点には力を入れてきており、市販のアプリケーションサーバに負けない性能を出せるプロジェクトが増えています。小規模から中規模のシステムで利用が多いのがトムキャットです。1999年から開発がスタートしており、現在でも活発に開発が進んでいるプロジェクトの1つです。トムキャットは独自にWEBサーバを持っているのですが、アパッチとの連携が行えますのでプログラムの稼働や終了に注目し、アクセス管理などはアパッチに依頼することも可能になっています。
また、冗長性についても簡単に複数サーバ対応が可能となっており、サーバの増減も安定して行える魅力的なソフトウエアです。また、Javaのエンタープライズ向けのライブラリにも率先して対応が進んでおり、小規模や中規模だけではなく、セッティング次第で大規模なアプリケーションにも対応ができるほど機能が充実しており、多数の企業のシステム基盤として利用されています
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